“ばこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
39.2%
34.2%
16.5%
3.8%
2.5%
1.3%
1.3%
1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
といって、もんからはいってきました。そして、いま女中じょちゅうさんが、アルミニウムの湯沸ゆわかしをごみばこてようとしているのをつけて
人間と湯沸かし (新字新仮名) / 小川未明(著)
残しては行かない、盗賊は純金製の齅煙草ばこを盗めば中味の煙草も何もんな持って行く。金の鉛筆鞘にしても中のしんも何も皆な持って行く
いつの間に整えておいたのか、お菊ちゃんは、自分の箪笥たんすから、三人のあわせや帯や肌着などを、みだればこへ入れて、自分で風呂場へ持って行った。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ガレージの屋根の衣裳ばこにマダム・ギランの仮髪かつらとリンネルの下着が入っていた。
青髯二百八十三人の妻 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
ばこと財宝を荷駄につけて京都へ転住を決行している。
うすゆき抄 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
たちまあいちやんは洋卓テーブルしたつたちひさな硝子ガラスばこがつきました。けてると、なかにはちひさな菓子くわしがあつて、それに『おあがり』と美事みごとちひさな乾葡萄ほしぶだういてありました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
紫にもみうらにほふみだればこをかくしわづらふ宵の春の神
みだれ髪 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)