“綾目”の読み方と例文
読み方割合
あやめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ジャンの目はすこしずつあかるくなって、綾目あやめが見えるようになってきました。
かたわ者 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
ここからは決して煉瓦の綾目あやめが見えないのに今夜はどうしたのだ。と私はふしぎにそれを見つめた。夜は更け沈んでゐた。その塔の頂は殆んど水のやうな深い空氣と星ぞらに限られてゐた。
蒼白き巣窟 (旧字旧仮名) / 室生犀星(著)
かねて知り、綾目あやめうするゝ北の国。
小曲二十篇 (新字旧仮名) / 漢那浪笛(著)