トップ
>
『探偵小説を截る』
ふりがな文庫
『
探偵小説を截る
(
たんていしょうせつをきる
)
』
私は探偵小説をよむと、みんな同じ書き方をしているので、まずウンザリする。洋の東西を問わず、本格推理小説となると、みんな形式が同一である。 先ず第一に名探偵が現れる。この名探偵がいかにも思い入れよろしく、超人的にピタリ/\とおやりになる。する …
著者
坂口安吾
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「黒猫 第二巻第九号」1948(昭和23)年7月1日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約10分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
仇
(
がた
)
角
(
つの
)
巴里
(
パリ
)
怪
(
け
)