トップ
>
仇
>
あた
ふりがな文庫
“
仇
(
あた
)” の例文
一席申し上げます、是は寛政十一年に、
深川元町
(
ふかがわもとまち
)
猿子橋
(
さるこばし
)
際
(
ぎわ
)
で、巡礼が
仇
(
あた
)
を討ちましたお話で、年十八になります
繊弱
(
かよわ
)
い巡礼の娘が、立派な侍を
打留
(
うちと
)
めまする。
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
御釜の音なかりしは、
祝部等
(
はふりたち
)
が身の清からぬにぞあらめ。既に
聘礼
(
しるし
)
を納めしうへ、かの
四三
赤縄
(
せきじよう
)
に
繋
(
つな
)
ぎては、
仇
(
あた
)
ある家、
異
(
こと
)
なる
域
(
くに
)
なりとも
易
(
か
)
ふべからずと聞くものを。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
仇
(
あた
)
をしそうな様子も見えぬので、恐ろしいとも思わぬのである。
山椒大夫
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
老
(
おい
)
一日
(
ひとひ
)
落花も
仇
(
あた
)
に踏むまじく
六百五十句
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
此の後も
仇
(
あた
)
をもて報い給はば、君が御身のみにあらじ、此の
郷
(
さと
)
の人々をもすべて苦しきめ見せなん。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
▼ もっと見る
女ながらも
仇
(
あた
)
を討たぬと云う事はないと心掛けても、
何
(
ど
)
うも相手は立派な
士
(
さむらい
)
であり、女の細腕では討つ事ならず、
誰
(
たれ
)
を助太刀に頼もう、親切な人はないかと思う処へ、
親
(
ちか
)
しく
出入
(
でいり
)
を致す山平殿
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
仇
漢検準1級
部首:⼈
4画
“仇”を含む語句
仇敵
仇討
復仇
仇打
仇讐
仇人
恋仇
仇花
讐仇
仇光
仇英
仇口
仇十州
仇名
仇気
仇白
仇心
仇吉
仇家
仇敵視
...