“讐仇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かたき80.0%
がたき20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
千辛万苦致しました末、ようようの思いで当地に立越えてみますれば……狙う讐仇かたきの一柳斎は……貴方様の御師匠さま……
斬られたさに (新字新仮名) / 夢野久作(著)
何か仔細がある事と思うたけに咄嗟とっさに身を引きながら、如何にも身共は黒田藩の浅川一柳斎に相違ないが、何か拙者を讐仇かたきと呼ばれる仔細が御座るか。
斬られたさに (新字新仮名) / 夢野久作(著)
そこで斯様かように精神病の。原因もとが何やら解からぬとこから。出来た迷信邪法を使って。悪い事する奴等が出て来た。しかも余っぽど怜悧りこうな奴等じゃ。物のうらみや嫉妬や毛嫌い。又は政敵、商売讐仇がたきと。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)