“プロテスト”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
抗議66.7%
反抗33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは「日本人はどうも抗議（プロテスト）する義務を知らないから困る」というのである。
抗議する義務 (新字新仮名) ／ 中谷宇吉郎(著)
私の抗議（プロテスト）が、全然出鱈目であるか或いは宇宙に於ける一片の真実であるか、厳密に究明すれば私自身にすら判りません。只私は微塵の作為も無く以上を綴った事を、断言する事が出来る已（のみ）であります。
陳情書 (新字新仮名) ／ 西尾正(著)
ただもうあの女に反抗（プロテスト）の意識を呼び起こそうと努力し、彼女の精神発達を志したきりです……わたしにはただ反抗（プロテスト）が必要だったんです。
罪と罰 (新字新仮名) ／ フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー(著)
彼は概して言えば、その『独立心』や反抗（プロテスト）の精神にもかかわらず、どういうものか、ルージンには思い切って反対する勇気がなかった。
罪と罰 (新字新仮名) ／ フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー(著)
反抗（プロテスト）に対する意力と決心とはありあまっていながら、——しかも一度はそれを実地に証明して見せながら——まだどうも独立心が、つまり自己以外のものに左右されない精神
罪と罰 (新字新仮名) ／ フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー(著)