“弔詞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くやみ28.6%
ちょうし28.6%
ちょうじ28.6%
てうじ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
紫夫人が死んだといううわさがもう世間に伝わって弔詞くやみを述べに来る人たちのあるのを不吉なことに院はお思いになった。
源氏物語:35 若菜(下) (新字新仮名) / 紫式部(著)
ドノバンも富士男も賛成さんせいした。一同はうちつれて山田左門の墓にもうで、ゴルドンの慷慨淋漓こうがいりんりたる弔詞ちょうしのもとに礼拝らいはいをおわった。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
「んでも、船長さんがその前に弔詞ちょうじを読んでくれることになってるんだよ」
蟹工船 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
『おきぬさんは最早もうませんよ、』とてゝばた/\とげてつた。あはれなるかな、これがぼく失戀しつれん弔詞てうじである! 失戀しつれん?、失戀しつれんいてあきれる。
湯ヶ原より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)