“弔問”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちょうもん71.4%
てうもん28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、弔問ちょうもん客が来て、その顔の覆いが取りのけられるごとに、彼の眼にまざまざとうつるものは、まぎれもなく、氷のような死顔であった。
次郎物語:01 第一部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
孔明が戦場で死んだと聞いたとき、この譙周しょうしゅうはその夜のうち成都を去って、はるばる途中まで弔問ちょうもんに駈けつけて行った。
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
家の中へ入ると、楢井ならゐ家は打續く不幸にすつかり滅入めいり乍らも、おとむらひの支度やら、弔問てうもんの客などで、何となくザワザワして居ります。
次第に弔問てうもんの客も多くなりましたが、平次は伊八に注意して、五六人の僧を呼び、引つ切なしにきやうを讀ませて、町内中に知れ渡るほどの、最も盛大なお通夜を營ませました。