“居辛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いづら76.9%
ゐづら23.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いつまでも政枝の側に坐っていると段々「生きなければならない理由」を政枝に云って聞かす約束が迫って来るようないらだたしい気がして居辛いづらかった。
勝ずば (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
八重田数枝のところに居辛いづらくなって、そうして、こんどは僕の家へ飛び込んで来て、自惚れちゃだめよ、仕事の相談に来たの、なんて、いつもの僕なら
火の鳥 (新字新仮名) / 太宰治(著)
八重田数枝のところに居辛ゐづらくなつて、そうして、こんどは僕の家へ飛び込んで来て、自惚れちやだめよ、仕事の相談に来たの、なんて、いつもの僕なら
火の鳥 (新字旧仮名) / 太宰治(著)
自分は決していやだとも居辛ゐづらいとも、そんな妙な心持にはならなかつたであらう。
或夜 (旧字旧仮名) / 永井荷風(著)