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見免
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みのが
ふりがな文庫
“
見免
(
みのが
)” の例文
もとより
掏賊
(
すり
)
の用に供するために、自分の持物だった風変りな指環であるから、銀流を懸けろといって滝太が差出したのを、お兼は何条
見免
(
みのが
)
すべき。
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
それを嫌う人は嫌うのだが、軽浮に堕ちない点を
見免
(
みのが
)
してはならぬのである。この石見から上来する時の歌は人麿としては晩年の作に属するものであろう。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
最後に両岸の地形は、
見免
(
みのが
)
すことの出来ない要素である。
渓三題
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
猿のやうに
目敏
(
めざと
)
い家光は、それを
見免
(
みのが
)
さなかつた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
「葛木……更めてお目にかかります。……見苦しくなく支度をさせます。この女の内までお
見免
(
みのが
)
しが願いたい。」
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
いまだ
諳記
(
あんき
)
してものを云っているようなところのないのを鑑賞者は
見免
(
みのが
)
してはならぬだろう。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
「
行処
(
ゆきどこ
)
もございません、仕様が無いんでございますから、先生さえ、お
見免
(
みのが
)
し下さいますれば、
私
(
わたくし
)
の外聞や、そんな事は。世間体なんぞ。」と
半
(
なかば
)
云って
唾
(
つ
)
が乾く。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
あゝ、
御番
(
ごばん
)
の衆、見苦しい、お
目触
(
めざわ
)
りに、成ります。……
括
(
くく
)
るなら、其の刀を。——何事も
情
(
なさけ
)
が
卿様
(
だんなさま
)
の
思召
(
おぼしめし
)
。……乱心ものゆゑ
穏便
(
おんびん
)
に、許して、
見免
(
みのが
)
して
遣
(
や
)
つてたも。
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
咎
(
とが
)
も
被
(
き
)
せまい、罪にもせまい。
妾
(
わらわ
)
が心で
見免
(
みのが
)
さうから、
可
(
よ
)
いかえ、
柔順
(
おとな
)
しく御殿を
出
(
で
)
や。あれを左へ
突当
(
つきあた
)
つて、ずツと右へ廻つてお庭に
出
(
で
)
や。お裏門の錠はまだ下りては
居
(
い
)
ぬ。
可
(
よ
)
いかえ。
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
あまり職掌を重んじて、
苛酷
(
かこく
)
だ、思い
遣
(
や
)
りがなさすぎると、評判の
悪
(
わろ
)
いのに
頓着
(
とんじゃく
)
なく、すべ一本でも
見免
(
みのが
)
さない、アノ
邪慳
(
じゃけん
)
非道なところが、ばかにおれは気に入ってる。まず八円の
価値
(
ねうち
)
はあるな。
夜行巡査
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
赤ら顔は
見免
(
みのが
)
さない。
革鞄の怪
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
免
常用漢字
中学
部首:⼉
8画
“見”で始まる語句
見
見惚
見物
見出
見下
見上
見送
見透
見做
見当