“目触”の読み方と例文
読み方割合
めざわ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この大河内家の客座敷から横手に見える羽目板はめいた目触めざわりだというので、椿岳は工風をしてひさしを少し突出つきだして、羽目板へ直接じかにパノラマ風に天人の画を描いた。
日頃、日吉を、何かと目触めざわりにして、憎悪していた若侍の二、三名が、稽古槍を持って、そこを通りかけた。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あゝ、御番ごばんの衆、見苦しい、お目触めざわりに、成ります。……くくるなら、其の刀を。——何事もなさけ卿様だんなさま思召おぼしめし。……乱心ものゆゑ穏便おんびんに、許して、見免みのがしてつてたも。
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)