“めざわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
目障51.6%
目触22.6%
眼障22.6%
眼触3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕の失恋もにがい経験だが、あの時あの薬缶やかんを知らずに貰ったが最後生涯の目障めざわりになるんだから、よく考えないと険呑けんのんだよ。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
日頃、日吉を、何かと目触めざわりにして、憎悪していた若侍の二、三名が、稽古槍を持って、そこを通りかけた。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
庭の松と高野槙こうやまきとの間に蜘蛛くもが大きな網を張っている。二本ながら高い樹で丁度二階の鼻の先に突き出ているので、この蜘蛛の巣が甚だ眼障めざわりになる。
二階から (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
こんな、鎗だの、楯だの、(とそこらに組み合わせて立ててある武器、馬具などを蹴散らす)今夜あ、こんな物あ眼触めざわりだ。婚礼の席には邪魔ものだ。早く片づけてしまえ。