“羽目板”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はめいた89.5%
はめ10.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うまやの方面は騒々しい。十頭ほどの馬が床を蹴り羽目板はめいたを打って狂いぬいている。うち二頭ほどはついに横木をはずして外へ暴れ出した。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
くまは、後足あとあしで立ち上がったまま赤いランプの光におびえてか、つめをとぐねこのように、バリバリとそばの羽目板はめいたに爪をたてた。
くまと車掌 (新字新仮名) / 木内高音(著)
打つ墨縄の曲ることはあれ万が一にも後れを取るやうな事は必ず/\無いと思へど、年が年中長屋の羽目板はめの繕ひやら馬小屋箱溝の数仕事
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
打つ墨縄の曲ることはあれ万が一にも後れを取るようなことは必ず必ずないと思えど、年が年中長屋の羽目板はめの繕いやら馬小屋箱溝はこどぶの数仕事
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)