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瑕疵
ふりがな文庫
“瑕疵”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かし
60.0%
きず
40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かし
(逆引き)
抽斎は人の
寸長
(
すんちょう
)
をも
見逭
(
みのが
)
さずに、これに
保護
(
ほうご
)
を加えて、
幾
(
ほとん
)
どその
瑕疵
(
かし
)
を忘れたるが如くであった。年来森
枳園
(
きえん
)
を
扶掖
(
ふえき
)
しているのもこれがためである。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
モリエルが無智の
老嫗
(
らうう
)
に自作の台本を読み聞かせたと云ふは、何も
老嫗
(
らうう
)
の批評を正しとしたのではない。唯自ら朗読する
間
(
あひだ
)
に、自ら台本の
瑕疵
(
かし
)
を見出すが為である。
雑筆
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
瑕疵(かし)の例文をもっと
(3作品)
見る
きず
(逆引き)
何かしら
瑕疵
(
きず
)
を見付けて、其で自分の見識を示した上で、しかし、まあ、可なりの作だと云う。
褒
(
ほめ
)
る時には
屹度
(
きっと
)
然う云う。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
ただ歩くだけなら名誉になろうとも
瑕疵
(
きず
)
とは云わせぬ。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
瑕疵(きず)の例文をもっと
(2作品)
見る
“瑕疵”の解説
瑕疵(かし)とは、通常、一般的には備わっているにもかかわらず本来あるべき機能・品質・性能・状態が備わっていないこと。法概念としても用いられる。
(出典:Wikipedia)
瑕
漢検1級
部首:⽟
13画
疵
漢検1級
部首:⽧
10画
“瑕疵”の類義語
失
難
過
短
誤謬
非
痕
穴
過失
怪我
“瑕”で始まる語句
瑕
瑕瑾
瑕物
瑕我
瑕理
瑕瑜
瑕瑳
瑕穢
瑕金
検索の候補
疵瑕
小疵瑕
“瑕疵”のふりがなが多い著者
野村長一
野村あらえびす
二葉亭四迷
夏目漱石
森鴎外
芥川竜之介
野村胡堂