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見逭
ふりがな文庫
“見逭”の読み方と例文
読み方
割合
みのが
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みのが
(逆引き)
鵲
(
かさゝぎ
)
一羽でも、兎一疋でも、己の前は素通りはさせない。樺太から来た奴なんぞを
見逭
(
みのが
)
してなるものかと、不断言つてゐるさうだ。
樺太脱獄記
(新字旧仮名)
/
ウラジミール・ガラクティオノヴィチ・コロレンコ
(著)
抽斎は人の
寸長
(
すんちょう
)
をも
見逭
(
みのが
)
さずに、これに
保護
(
ほうご
)
を加えて、
幾
(
ほとん
)
どその
瑕疵
(
かし
)
を忘れたるが如くであった。年来森
枳園
(
きえん
)
を
扶掖
(
ふえき
)
しているのもこれがためである。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
最初は生類御憐みで、虫も殺さぬことにして居たが、此頃では其時の気分次第、殺しもすれば
見逭
(
みのが
)
しもする。殺しても尽きはせぬが、打ちゃって置くと
殖
(
ふ
)
えて仕様がないのである。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
見逭(みのが)の例文をもっと
(5作品)
見る
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
逭
部首:⾡
12画
“見”で始まる語句
見
見惚
見物
見出
見下
見上
見送
見透
見做
見当
“見逭”のふりがなが多い著者
徳冨健次郎
ウラジミール・ガラクティオノヴィチ・コロレンコ
徳冨蘆花
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
森鴎外
山本周五郎