“見逃”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みのが74.4%
みの25.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれど小太郎こたろうは、こんなときにでも、はたけなかっているうめあいだから、あおい、あおうめがのぞいているのを見逃みのがしませんでした。
けしの圃 (新字新仮名) / 小川未明(著)
わたしが何かの話の工合で、先方の父親に兜町かぶとちやうの景気を一寸うはさした時、若者が露骨にいやな顔を見せたことも、わたしは見逃みのがさなかつた。
愚かな父 (新字旧仮名) / 犬養健(著)
この悲痛をもとより彼は見逃みのがしていない。彼はむしろ女房よりも貧苦がせつなく、借金が悲しく、子供の学費が心にかかっているのだ。
オモチャ箱 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
「そりゃちゃんとにらんであります。あんな品は盗っても、売るのに六ヶしいから見逃みのがして置くものの、盗ろうと思やお茶の子でさあ。」
金時計 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)