“ほうめん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
放免56.3%
方面43.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
およそ今日の、そんな風儀こそ、六波羅の狭量がそそる放免ほうめん(密偵)根性と申すもので、いやしむべきおせッかいであるまいか。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
話をしてしまうと、わたしはほとんど優しくなっていたかれの態度たいどから、すぐにもわたしたちを放免ほうめんしてくれるかと思った。
博物學はくぶつがく方面ほうめん博物館はくぶつかん立派りつぱなのが各地かくちまうけてありますが、ことにワシントン、シカゴ、ニューヨークなどにあるものはよく完備かんびしてをります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
このひとは、日本につぽん敍景じよけいうたの、まづはじめての名人めいじんといつてもさしつかへのないひとで、こののち次第しだいに、かうした方面ほうめんにすぐれたひとます。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)