方面ほうめん)” の例文
それと同時どうじ地震波ぢしんぱ地球内部ちきゆうないぶ方向ほうこうにも進行しんこうして反對はんたい方面ほうめんあらはれ、場合ばあひによつては地球ちきゆう表面ひようめん反射はんしやしてふたゝ方面ほうめんむかうのもある。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
この東風ひがしかぜいてために、輕氣球けいきゝゆうは、たちま進行しんかう方向ほうかうへんじて、今度こんどは、りく方面ほうめんからなゝめに、海洋かいやうほうへときやられた。
博物學はくぶつがく方面ほうめん博物館はくぶつかん立派りつぱなのが各地かくちまうけてありますが、ことにワシントン、シカゴ、ニューヨークなどにあるものはよく完備かんびしてをります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
このひとは、日本につぽん敍景じよけいうたの、まづはじめての名人めいじんといつてもさしつかへのないひとで、こののち次第しだいに、かうした方面ほうめんにすぐれたひとます。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
そういうひと教育きょういくするには、物質ぶっしつではいけない。やはり音楽おんがく自然しぜんでなければならない。感情かんじょう趣味しゅみ、そういう方面ほうめん教育きょういくでなければならないとおもわれる。
笑わない娘 (新字新仮名) / 小川未明(著)
平松刑事ひらまつけいじは、ほかの方面ほうめんでの聞込ききこみをあさりにかけていたから、しょかえつてすぐに、井口警部いぐちけいぶまえばれた。
金魚は死んでいた (新字新仮名) / 大下宇陀児(著)
そこでアッカは、オヤユビくんを一刻いっこくも早くさがしだすために、ガンたちに命じて、二ずつわかれわかれになって、べつべつの方面ほうめんをさがすことにさせました。
これまでのかれ仕事しごとは、いろいろな方面ほうめんにわたっています。だい一に、五つの小説しょうせつがあり、そのなかで『ジャン・クリストフ』は、いちばんながいもので、そしていちばん有名ゆうめいです。
ジャン・クリストフ (新字新仮名) / ロマン・ロラン(著)
「さあ、たしかなことではないらしいが、ポート・ストウ方面ほうめんへむかったようすだって書いてあるぜ。おれたちのいるこの村へ、透明人間とうめいにんげんなんていうおかしなやつにやってこられるのは、ありかたくないね」
わたしみなさんがたゞたかやまなどにのぼるばかりでなく、遠足えんそくのときにはかういふ方面ほうめんへもかけることをおすゝめいたします。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
ですからことわざは、命令めいれい意義いぎから、だん/\變化へんかして、社會的しやかいてき訓戒くんかいあるひは、人間にんげんとしてのこゝろがけをくといふ方面ほうめんに、意味いみ變化へんかしてました。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
實際じつさい地震學ぢしんがく或方面あるほうめんでは、日本につぽん研究けんきゆうもつとすゝんでゐるてんもあるけれども、其他そのた方面ほうめんおいてはかならずしもさうでない。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
どうだ、最早もはや皈途きとむかふのだが、これからすこみちへんじてすゝんでは、ふるみちかへるより、あたらしい方面ほうめんからかへつたら、またいろ/\珍奇めづらしことおほからう。
子供こどもらは、ほかの方面ほうめんへいってさがしはじめました。そして、つからないので、みんなはがっかりとしてしまって、いつしか、どこへかいってしまいました。
あるまりの一生 (新字新仮名) / 小川未明(著)
日本につぽんける地震學ぢしんがくのこれまでの發達はつたつおも人命じんめい財産ざいさんかんする方面ほうめん研究けんきゆうであつた。しかるに最近さいきん二十年にじゆうねんあひだ歐米おうべいける地震學ぢしんがく方面ほうめん發達はつたつした。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
かように三種さんしゆならかたによつて、私共わたしども見物人けんぶつにんはスエーデンの風俗ふうぞく習慣しゆうかん特質とくしつ十分じゆうぶんにいろ/\の方面ほうめんから研究けんきゆうすることが出來できるようになつてをります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
あなたがたがこのうたからけるかんじは、たしかにさうした方面ほうめんおもなのだとかんがへてもらはねばなりません。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
二名にめい水兵すいへい日出雄少年ひでをせうねん大賛成だいさんせいなので、たゞちに相談さうだんまとまつたが、さて何處いづれ方面ほうめんへと見渡みわたすと、此處こゝこと數里すうり西方せいほう一個いつこ高山かうざんがある、火山脉くわざんみやくひとつと
そうなれば、戦争せんそうは、なくなってしまうかもしれないが、なんといってもおそろしいことだ。あまりなかがこういう方面ほうめんにばかり発達はったつすると、かみも、ほとけもなくなってしまう。
おばあさんとツェッペリン (新字新仮名) / 小川未明(著)
ぼくら、毎日曜まいにちよう午後ごごから××ので、けいこをしているから、きみもぜひやってきたまえ。そのうちにこの方面ほうめんのものだけで、チームをつくろうとおもっているのだ。」と、青年せいねん
とびよ鳴け (新字新仮名) / 小川未明(著)
乞食こじきは、境遇きょうぐう貧乏びんぼうをしましたけれど、りこうで正直しょうじき人間にんげんでありましたから、四ほうから、あらゆる方面ほうめん知識ちしきがあり、勤勉きんべんはたらひとたちをあつめて、まちあたらしくつくりはじめたのであります。
塩を載せた船 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「ちがった方面ほうめんったのだ。」
生きぬく力 (新字新仮名) / 小川未明(著)