“署”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょ57.1%
しる28.6%
しよ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人間にんげん死体したいよりさきに、金魚きんぎょんだことをにした平松刑事ひらまつけいじは、有頂天うちょうてんになつてよろこんで、そのしょ早帰はやがえりしてしまつた。
金魚は死んでいた (新字新仮名) / 大下宇陀児(著)
一枚二枚と繰り行けば、債務者の中に鼻のさきなる遊佐良橘の名をもしるしたり、蒲田は弾機仕掛ばねじかけのやうにをどり上りて
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
懐中には外務大臣子爵青木周蔵、子爵夫人エリサベツトの名をしよしたる一えふの夜会招待券を後生大事と風呂敷に包みて入れたり。
燕尾服着初めの記 (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)