“しよ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:シヨ
語句割合
背負24.3%
13.9%
11.3%
10.0%
8.3%
脊負6.1%
5.2%
4.8%
2.6%
1.7%
1.7%
1.7%
師匠0.9%
仕様0.9%
子輿0.9%
0.4%
仕好0.4%
一緒0.4%
仕善0.4%
悄然0.4%
0.4%
0.4%
0.4%
0.4%
0.4%
0.4%
0.4%
0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
で、「眞平まつぴら御免ごめんなさい。」とふと、またひよろ/\とそれを背負しよつてあるく。うすると、その背後うしろで、むすめは、クツクツクツクツわらふ。
廓そだち (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
秦王しんわうのちこれい、ひとをしてこれゆるさしむれば、すでせり。申子しんし韓子かんしみなしよあらはし後世こうせいつたふ、(一二一)學者がくしやおほり。
わしいまはなし序開じよびらきをした飛騨ひだ山越やまごえつたときの、ふもと茶屋ちやゝで一しよになつた富山とやま売薬ばいやくといふやつあ、けたいのわるい、ねぢ/\したいや壮佼わかいもので。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
しよめしなぞべると、かれはいつでもこゝろ空虚くうきようつたへるやうな調子てうしでありながら、さうつてさびしいかほ興奮こうふんいろうかべてゐた。
彼女の周囲 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
女王樣ぢよわうさま論據ろんきようでした、何事なにごとにせよ、まつた時間じかんえうせずしてうせられなかつたなら、所有あらゆる周圍しうゐたれでもを死刑しけいしよする。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
これ甲斐かひくにから反物たんもの脊負しよつてわざ/\東京とうきやうまでをとこなんです」と坂井さかゐ主人しゆじん紹介せうかいすると、をとこ宗助そうすけはういて
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
自己が自己に自然な因果を発展させながら、其因果のおもみを脊中せなかしよつて、高い絶壁のはじ迄押し出された様な心持であつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
おくみは、腰をかけるところに立つて、しよんぼりと窓の硝子の縁をいぢつてゐられる坊ちやんを抱くやうにして言つた。
桑の実 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
かん桓帝くわんていとき劉褒りうはう雲漢うんかんゑがく、るものしよおぼゆ。また北風ほくふうゑがく、るものかんおぼゆ。
聞きたるまゝ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
じやうの幾しよに建てられた洋人の家屋のとりどりに塗料のちがふのが車体の移ると共に見えなくなるのは活動写真の様である。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
岩居がんきよかたりいはく、今をさる事五十余年ぜん天明のしよ年大阪にて家僕かぼく四五人もつかふほどの次男とし廿七八ばかり利助といふもの、その身よりとしの二ツもうへの哥妓げいしやをつれて出奔しつほん
孤独はしよつぱくて、岩塩かなんぞのやうに手荒くある。実験室の甘汞カロメルよりも、もつと白いものであるかもしれぬ。——ゆふぐれの中で、求道ぐどう者の匂ひの漂ふ、和蘭陀石竹。かげつた邈漠たる、その色。
(新字旧仮名) / 高祖保(著)
「アラお師匠しよさん」
吉原百人斬り (新字旧仮名) / 正岡容(著)
わい仕様しよない、こんな事情や、なにも苦労と踏んばってやれるだけやってみるが、お前は土台が江戸っ子や。なにもこないなところに愚図ついてることない、去にいな、もう東京へ」
寄席 (新字新仮名) / 正岡容(著)
子游が最年長で二十五歳子輿しよ子柳しりうが同年で二十四歳、それ以下のところでは、子張、子賎、子魯、子循しじゅんといったような連中が交っている。このうち、年の割に重きをなしているのは子輿である。
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
鋼索こうさく化學用くわがくようしよ劇藥げきやく其他そのほか世人せじん到底たうてい豫想よさうがた幾多いくた材料ざいりよう蒐集中しうしふちうなりしが、何時いつとも吾人われら氣付きづかぬその姿すがたかくしぬ。
其頃そのころ歐羅巴エウロツパしよ新聞しんぶんふでそろへて、弦月丸げんげつまる遭難さうなん詳報しやうほうし、かの臆病をくびやうなる船長等せんちやうら振舞ふるまひをばいた攻撃こうげきするとともに『日本人につぽんじんたましひ。』なんかと標題みだしいて
さうかんがへてると我國わがくに商賣しやうばい以前いぜん比較ひかくして非常ひじやう仕好しよくなることはたしかである、それであるから金解禁きんかいきん出來できのちける經濟界けいざいかい以前いぜんよりも安定あんていしたとつて差支さしつかへないわけである。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
さうかんがへてると、一ぱうにはきん解禁かいきん出來でき商賣しやうばい仕好しよくなつた、經濟界けいざいかい安定あんていする、一ぱうには海外かいぐわいかねはらはずして、すなは極端きよくたんなる通貨收縮つうくわしうしゆくきたさずに日本にほん經濟界けいざいかいくならば
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
うも可哀かあいさうな事をしましたな、わたしも長らく一緒しよつたがふ物もはずに修業しゆげふして歩き、金子かねためた人ですから少しは貯金こゝろがけがありましたらう。
黄金餅 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
若い夫人は気を失はんばかりに吃驚びつくりした。夫人に取つては、自分の髪の代りに、亭主を蹴飛ばされた方が幾らか辛抱が仕善しよかつたかも知れないのだ。
近頃の所謂「外国語」は、その当時よりもずつと進歩してゐるのですから、私のやうな馬鹿な悄然しよげ方をしなくてもすむと思ひますが、原則として、芝居といふものは、観てみないとわからない。
日本の新劇 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
時おりはしよう事なさの退屈しのぎから、茶器弄りをさえさせるようになったのだった。
艸木虫魚 (新字新仮名) / 薄田泣菫(著)
けれどしようことなしにねむるのはあたら一生涯しやうがいの一部分ぶゝんをたゞでくすやうな氣がしてすこぶ不愉快ふゆくわいかんずる、ところいま場合ばあひ如何いかんともがたい、とづるにかしていた。
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
しんち五じやうけり、の・しやうたる、士卒しそつ最下さいかなるもの衣食いしよくおなじうし、ぐわするにせきまうけず、くに(七〇)騎乘きじようせず、みづかかてつつになひ、士卒しそつ勞苦らうくわかつ。そつ(七一)しよものり。
「病中雑詠。空負看楓約。抱痾過小春。酒罌誰発蓋。薬鼎自吹薪。業是兼旬廃。家方一段貧。南窓炙背坐。独有野禽親。」業を廃ししよを失つたと云ふを見れば、病は稍重かつたであらう。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
懐中には外務大臣子爵青木周蔵、子爵夫人エリサベツトの名をしよしたる一えふの夜会招待券を後生大事と風呂敷に包みて入れたり。
燕尾服着初めの記 (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
すでにして大夫たいふ鮑氏はうしかうこくぞくこれみ、景公けいこうしんす。景公けいこう穰苴じやうしよ退しりぞく。しよやまひはつしてす。田乞でんきつ田豹でんへうこれつてかうこくうらむ。
又大学にては法科の講筵を余所よそにして、歴史文学に心を寄せ、漸くしよむ境に入りぬ。
舞姫 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
その代り、橋を渡つたら、お前の馴染のあの家で、ちよいとやく拂ひに一杯やらかさうぢやないか。女房には内しよだよ