“疽”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
66.7%
しよ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
士卒のなかに、というきたない腫物はれものを病む者がありましたのを、陣を見廻って来た呉子が見て、口をつけて腫物はれものを吸ってやった。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
毅堂はこの年某月背部に悪性の腫物を発して病褥びょうじょくに就いたので黒田家の扶持を辞した。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
しんち五じやうけり、の・しやうたる、士卒しそつ最下さいかなるもの衣食いしよくおなじうし、ぐわするにせきまうけず、くに(七〇)騎乘きじようせず、みづかかてつつになひ、士卒しそつ勞苦らうくわかつ。そつ(七一)しよものり。