“シヨ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな：しよ
語句割合
初66.7%
背負33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
でも、ものに拘泥することを教へられて居ぬ姫は、何時の間にか、塔の初（シヨ）重の欄干に、自分のよりかゝつて居るのに、氣がついた。
死者の書 (旧字旧仮名) ／ 折口信夫、釈迢空(著)
でも、ものに拘泥することを教へられて居ぬ姫は、何時の間にか、塔の初（シヨ）重の欄干に、自分のよりかゝつて居るのに、氣がついた。さうして、しみ／″＼と山に見入つて居る。
死者の書 (旧字旧仮名) ／ 折口信夫(著)
ダ・ヴィンチは、入れられぬ故郷の町を後に、自作の画数枚を背負（シヨ）つて雪のアルプスを越え………「今に………！」兄は何時の間にか昂奮してゐた。
耕二のこと (新字旧仮名) ／ 中原中也(著)