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『耕二のこと』
ふりがな文庫
『
耕二のこと
(
こうじのこと
)
』
主家で先刻から、父と母との小言らしい声がしてゐた。時々その声の間から、調子の高い耕二の声が聞えた。 それが聞えなくなつてから間もなくして、その時書斎で読書してゐた耕二の兄は、机の前の障子の中硝子から弟(一字不明)口笛を吹きながら仰向勝に耕二 …
著者
中原中也
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約13分(500文字/分)
朗読目安時間
約22分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
面
(
ベタ
)
彼方
(
アーツチ
)
老
(
トシヨリ
)
背負
(
シヨ
)
縁
(
フチ
)
坊
(
ボー
)
唸
(
ツブヤ
)
嗣
(
トリ
)
家
(
ウチ
)
緑
(
アヲ
)
瞶
(
ミツ
)
圧
(
オ
)
奥
(
オコ
)
報知
(
シ
)
主婦
(
カミ
)
肉親
(
オヤコ
)
勉強
(
ベーキヨ
)
野球
(
ベース
)
機勢
(
ハズミ
)
緑茶
(
センチヤ
)
耕二
(
アレ
)
電鈴
(
ベル
)