“はじま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
56.4%
33.3%
7.7%
2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其うち幕がいて、ハムレツトがはじまつた。三四郎は広田先生のうちで西洋の何とかいふ名優のふんしたハムレツトの写真を見た事がある。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
やがて親戚や近所の人達が、あつまって来て、彼地あちらでいう夜伽よとぎ東京とうきょうでいえば通夜つやであるが、それがある晩のことはじまった。
子供の霊 (新字新仮名) / 岡崎雪声(著)
わし戀人こひびとよりもうつくしい! なにもかも見通みとほしの太陽たいやうでも、現世このよはじまって以來このかたまたとは彼女程あれほどをなごをばなんだのぢゃ。
興スト/乃チ祖ノ隠徳此ニ到リテあらハル/吾ハ左君ハ右駏蛩ノ如シ/子美ノ詩法ハ審言ニ存シ/定国ノ事業ハ于公ニはじまル/君更ニ少年須ク努力スベシ/文章ハ小技ニシテ何ゾおさムルニ足ラン/儒術遠クうかがフ洛閩ノ域ヲ/台閣必ズ期ス徳望ノたかキヲ 嘉永壬子重陽ノ前三日異姓ノ従兄枕山大沼厚晩香書院ニ題ス〕
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)