“ハジ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:はじ
語句割合
弾33.3%
初16.7%
端16.7%
創8.3%
辱8.3%
土師8.3%
土師部8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「五指ノ弾(ハジ)クハ一拳(イッケン)ニ如(シ)カズ——だ。しかもこの小勢、散っては弱まる。進むも退くも、馬簾の下を離れぬように」
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
臉容(レンヨウ)初(ハジ)メテ故人ノ腸(ハラワタ)ヲ断ツ
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
端午は、端(ハジ)めの午である。此儀礼が、古く支那の帰化人によつて、輸入せられた。
さう言へば、山田寺は、役君小角(エノキミヲヅヌ)が、山林仏教を創(ハジ)める最初の足代(アシシロ)になつた処だと言ふ伝へが、吉野や、葛城の山伏行人(ヤマブシギヤウニン)の間に行はれてゐた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
そんな小な事件が起つて、注意を促してすら、そこに、曽(カツ)て美(ウルハ)しい福田と、寺の創(ハジ)められた代(ヨ)を、思ひ出す者もなかつた程、それは/\、微かな遠い昔であつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
是に伊邪那岐ノ命見畏(カシコ)みて、逃げ返り坐す時に、其妹伊邪那美ノ命、吾に辱(ハジ)見せ給いつと申し給いて、やがて泉津醜女(ヨモツシコメ)を遣わして、追わしめき。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
箸墓説話の末節に於て、大物主ノ神は「吾を辱かしめし」と云いて、怒りて去り、黄泉国行の説話に於て、伊弉諾ノ尊は、同じく「吾に辱(ハジ)見せし」と云いて、男神を追いぬ。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
と学問の神様にも似合はない妙な歌を作つて、養女苅屋姫に別れて、筑紫へ下られてから、土師(ハジ)の村では、神に憚つて、鶏は飼はぬことになつた(名所図会)。
鶏鳴と神楽と (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
部の音を略することは、普通の事で、部(ベ)の語尾を持つたものが、凡部曲(ブキヨク)の民であつたから、多いのに馴れて語尾に当る部分は省くのでもあつた。服部(ハトリ)・土師部(ハジ)・私部(キサイ)の類、非常に例が多い。