シヨ)” の例文
でも、ものに拘泥することを教へられて居ぬ姫は、何時の間にか、塔のシヨ重の欄干に、自分のよりかゝつて居るのに、氣がついた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
でも、ものに拘泥することを教へられて居ぬ姫は、何時の間にか、塔のシヨ重の欄干に、自分のよりかゝつて居るのに、氣がついた。さうして、しみ/″\と山に見入つて居る。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)