“出初”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
でぞめ33.3%
でそ16.7%
ではじ16.7%
でば16.7%
でばな16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
住吉踊すみよしおどりの一隊が来てかっぽれを踊ると、大きな渦になって見物がとりまいた。梅坊主うめぼうずの連中は夕方にやってくるのでよく人が寄った。お正月の出初でぞめも賑やかだった。
穂の出初でそめた粟畑がある。ガサ/\と葉が鳴つて
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
厚く申のべ澁茶しぶちやながらくみて出しければ長兵衞はコレ/\御構おかまひなさるな時に今日は出初ではじめなるが長八樣はおかへりかと云に女房にようばう宿やどではかへりませんと云へば長兵衞夫は大そうおそい事だ如何して居らるゝやとうはさをりから長八はかへり來りしが親分おやぶん長兵衞の來て居るとはゆめにも知らずオイおうめいまかへりたりヤレ/\今日けふは初めてとは
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「若旦那、お出初でばなを二つ頂きましょうね。それからお口よごしには何を……」
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「磯屋さま、お出初でばなを一つ——」
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)