“でぞめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
出初66.7%
初出33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
住吉踊すみよしおどりの一隊が来てかっぽれを踊ると、大きな渦になって見物がとりまいた。梅坊主うめぼうずの連中は夕方にやってくるのでよく人が寄った。お正月の出初でぞめも賑やかだった。
かつては日本橋に出初でぞめがあった時、梯子乗はしごのりの名人が、日本橋の上で命がけの大離れわざを演じ、江戸っ子のきもっ玉を冷やさせたという例もあり、十七娘が逆立ちして日本橋を渡るのも
去るほどにその格好かっこうたるやあたかも疝気持せんきもち初出でぞめ梯子乗はしごのりを演ずるがごとく、吾ながら乗るという字を濫用らんようしてはおらぬかと危ぶむくらいなものである、されども乗るはついに乗るなり
自転車日記 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)