“濫用”の読み方と例文
読み方割合
らんよう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分はすべて文壇に濫用らんようされる空疎な流行語をりて自分の作物の商標としたくない。ただ自分らしいものが書きたいだけである。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
また五百人の城兵に矢代河畔の荒地を起させるなど、すべて城代の威光を不必要に濫用らんようすると云われても仕方のないことばかりだった。
城を守る者 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
いかなる権力の濫用らんようも、いかなる暴戻ぼうれいも、極悪な暴君のいかなる非道も、ブジリスやチベリウスやヘンリー八世のいかなる行為も