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『城を守る者』
ふりがな文庫
『
城を守る者
(
しろをまもるもの
)
』
「甲斐のはるのぶと槍を合せることすでに三たび、いちどはわが太刀をもって、晴信を死地に追いつめながら、いまひと打ちをし損じて惜しくものがした」 上杉輝虎は、けいけいたる双眸でいち座を見まわしながら、大きく組んだよろい直垂の膝を、はたと扇で打っ …
著者
山本周五郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「講談雑誌」博文館、1942(昭和17)年8月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約19分(500文字/分)
朗読目安時間
約32分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
躱
(
か
)
頬笑
(
ほほえみ
)
仰
(
おお
)
企
(
くわだ
)
燈火
(
とうか
)
香
(
こう
)
不躾
(
ぶしつ
)
予
(
かね
)
仇敵
(
きゅうてき
)
仕合
(
しあわ
)
唇
(
くち
)
思
(
おぼ
)
怪
(
あや
)
惜
(
お
)
憐
(
あわれ
)
或
(
あ
)
戦
(
いくさ
)
拘
(
かか
)
温
(
あたた
)
納
(
おさ
)
虚
(
きょ
)
訊
(
たず
)
詣
(
もう
)
走
(
は
)
郷
(
ごう
)
一疋
(
いっぴき
)
争
(
あらそ
)
云
(
い
)
仔細
(
しさい
)
侃々
(
かんかん
)
供
(
とも
)
係
(
かか
)
信濃
(
しなの
)
候
(
そうろう
)
僅
(
わず
)
兜首
(
かぶとくび
)
公方
(
くぼう
)
兵粮
(
ひょうろう
)
処
(
ところ
)
刃
(
やいば
)
刹那
(
せつな
)
励行
(
れいこう
)
労
(
つか
)
午
(
ひる
)
双眸
(
そうぼう
)
口利
(
くちき
)
召
(
め
)
吝嗇
(
りんしょく
)
呻
(
うめ
)
唯中
(
ただなか
)
喚
(
わめ
)
噂
(
うわさ
)
坐
(
すわ
)
垂
(
た
)
夕闇
(
ゆうやみ
)
大股
(
おおまた
)
天文
(
てんもん
)
太刀
(
たち
)
太腿
(
ふともも
)
奴
(
やつ
)
如
(
ごと
)
娶
(
めと
)
専横
(
せんおう
)
小栗
(
おぐり
)
小者
(
こもの
)
尾越
(
おごし
)
居竦
(
いすく
)
屹度
(
きっと
)
帷握
(
いあく
)
年嵩
(
としかさ
)
弁口
(
べんこう
)
弘
(
ひろ
)
弘治
(
こうじ
)
徹
(
とお
)
怖
(
おそ
)
悄然
(
しょうぜん
)
惹
(
ひ
)
懇
(
ねんご
)
揃
(
そろ
)
援
(
たす
)
斬
(
き
)
旗挙
(
はたあ
)
昂奮
(
こうふん
)
曝
(
さら
)
曲輪
(
くるわ
)
曾
(
かつ
)
条々
(
じょうじょう
)
槍
(
やり
)
此処
(
ここ
)
歪
(
ゆが
)
死間
(
しかん
)
永禄
(
えいろく
)
漲
(
みなぎ
)
濫用
(
らんよう
)
瀕死
(
ひんし
)
燭
(
しょく
)
父子
(
おやこ
)
物具
(
もののぐ
)
甲斐
(
かい
)
直垂
(
ひたたれ
)