“濫発”の読み方と例文
読み方割合
らんぱつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
物価の狂騰はまた貨幣の濫発らんぱつをやむなくする。それにたいし、幕府は追っかけ追っかけ節約令や禁止令をもって、庶民生活を抑圧した。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
昨日の冒険にかき立てられた心持は、此処ここでどんな形容詞を濫発らんぱつしたところで説明し切れるわけはありません。
彼はそんな調子で現代日本の政界財界に、あらゆる機会を利用して法螺のから小切手を濫発らんぱつしている。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)