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鹹
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しよ
ふりがな文庫
“
鹹
(
しよ
)” の例文
また味加減をつけるにも、例の
口喧
(
くちやかま
)
しい伯の事とて
他
(
ひと
)
一
倍
(
ばい
)
講釈はするが、舌は正直なもので、何でも
鹹
(
しよ
)
つぱくさへして置けば恐悦して
舌鼓
(
したつゞみ
)
を打つてゐるといふ事だ。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
孤独は
鹹
(
しよ
)
つぱくて、岩塩かなんぞのやうに手荒くある。実験室の
甘汞
(
カロメル
)
よりも、もつと白いものであるかもしれぬ。——ゆふぐれの中で、
求道
(
ぐどう
)
者の匂ひの漂ふ、和蘭陀石竹。
翳
(
かげ
)
つた邈漠たる、その色。
雪
(新字旧仮名)
/
高祖保
(著)
塩引鮭の
肉汁
(
スウプ
)
といふのは、名前通りに塩鮭の切身をとろ火で煮出した汁である。手つ取り早く言ふと安官吏の
油汁
(
あぶらじる
)
のやうに脂つ気の薄い、
鹹
(
しよ
)
つぱい
水気
(
みづけ
)
沢山
(
たくさん
)
なものだが、訥子は
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
「
鹹
(
しよ
)
つぱいな」
小壺狩
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
“鹹(
塩味
)”の解説
塩味(えんみ、しおみ、しおあじ)は味覚の一つ。鹹味(かんみ)ともいう。
(出典:Wikipedia)
鹹
漢検1級
部首:⿄
20画
“鹹”を含む語句
鹹水
鹹気
鹹味
鹹酸
鹹草
鹹川
鹹湖
半鹹
鹹涸川
鹹水産
鹹澤
鹹苦
鹹菜
鹹豚肉
鹹辛
鹹過
鹹風
鹹河
鹹沫
鹹沢
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