“水上署”の読み方と例文
読み方割合
すいじょうしょ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
暫くすると、今度は水上署すいじょうしょから、同じ様なお叱りの電話、続いて、誰かが報告したと見えて、所轄警察署からもお小言が来るという始末だ。
吸血鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
しかたがないので、警部は、各署や水上署すいじょうしょまでに通告して、チャン老人殺しに関係あるあやしい人物があったら知らせてもらいたいとたのんだ。こんな方法では、運をたのむようなものだ。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
海面には、かすむ朝もやを隔てて、水上署すいじょうしょの大型ランチが、手ぐすね引いて待ち構えていたのだ。艇上にはピストルを握った警官の群、見れば、その中に警視庁の波越警部も混っている。
魔術師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)