“特質”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とくしつ75.0%
もちまえ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
以上いじやう概括がいくわつしてその特質とくしつげると、神佛しんぶつたうといもの、幽靈ゆうれいすごいもの、化物ばけもの可笑おかしなもの、精靈せいれうむしうつくしいもの、怪動物くわいどうぶつ面白おもしろいものとる。
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
かように三種さんしゆならかたによつて、私共わたしども見物人けんぶつにんはスエーデンの風俗ふうぞく習慣しゆうかん特質とくしつ十分じゆうぶんにいろ/\の方面ほうめんから研究けんきゆうすることが出來できるようになつてをります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
しかも特質もちまえのわがまま剛情が累をなして、明治政府に友少なく、浪子をなかだちせる加藤子爵などはその少なき友の一にんなりき。甲東没後はとかく志を得ずして世をおえつ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)