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もちまえ
ふりがな文庫
“もちまえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
持前
78.8%
性質
6.1%
天性
3.0%
性得
3.0%
所有
3.0%
本来
3.0%
特質
3.0%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
持前
(逆引き)
彼は
暫
(
しばら
)
くの間、自分の頭の上に開いている、
洞穴
(
ほらあな
)
の入口とでも云った感じのする、その天井の穴を眺めていましたが、ふと、
持前
(
もちまえ
)
の好奇心から
屋根裏の散歩者
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
もちまえ(持前)の例文をもっと
(26作品)
見る
性質
(逆引き)
実在の
苦境
(
くぎょう
)
の外に文三が別に
妄念
(
もうねん
)
から一
苦界
(
くがい
)
を産み出して、求めてその
中
(
うち
)
に
沈淪
(
ちんりん
)
して、あせッて
踠
(
もが
)
いて
極大
(
ごくだい
)
苦悩を
甞
(
な
)
めている今日この頃、我慢
勝他
(
しょうた
)
が
性質
(
もちまえ
)
の叔母のお政が
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
もちまえ(性質)の例文をもっと
(2作品)
見る
天性
(逆引き)
話の調子の低いのが
天性
(
もちまえ
)
である養父は、
嵩
(
かさ
)
にかかって言募って来るおとらの為めに
遣込
(
やりこ
)
められて、
終
(
しまい
)
には
宥
(
なだ
)
めるように
辞
(
ことば
)
を和げたが、
矢張
(
やっぱり
)
いつまでもぐずぐず言っていた。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
結納の
取換
(
とりかわ
)
せがすんで、目録が座敷の床の間に
恭
(
うやうや
)
しく飾られるまでは、お島は
天性
(
もちまえ
)
の反抗心から、
傍
(
はた
)
で
強
(
し
)
いつけようとしているようなこの縁談について、結婚を目の前に控えている多くの女のように
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
もちまえ(天性)の例文をもっと
(1作品)
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▼ すべて表示
性得
(逆引き)
弱いほうに味方するこころ、お妙のために口をきいてやろうという気がすわって、知らずのお絃は、ソロソロ
性得
(
もちまえ
)
の
鉄火肌
(
てっかはだ
)
を見せ出した。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
もちまえ(性得)の例文をもっと
(1作品)
見る
所有
(逆引き)
権兵衛は
所有
(
もちまえ
)
の烈しい気象を眉にあらわしていた。
海神に祈る
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
もちまえ(所有)の例文をもっと
(1作品)
見る
本来
(逆引き)
『回外剰筆』の視力を失った過程を述ぶるにあたっても、多少の感慨を洩らしつつも女々しい繰言を繰り返さないで、かえって意気のますます軒昂たる
本来
(
もちまえ
)
の剛愎が
仄
(
ほの
)
見えておる。
八犬伝談余
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
もちまえ(本来)の例文をもっと
(1作品)
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特質
(逆引き)
しかも
特質
(
もちまえ
)
のわがまま剛情が累をなして、明治政府に友少なく、浪子を
媒
(
なかだち
)
せる加藤子爵などはその少なき友の一
人
(
にん
)
なりき。甲東没後はとかく志を得ずして世をおえつ。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
もちまえ(特質)の例文をもっと
(1作品)
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