“取換”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とりか40.7%
とりかわ29.6%
とりかえ7.4%
とりかへ7.4%
とっか3.7%
とりかは3.7%
とりけ3.7%
とッか3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おい/\あのね、いま田圃たんぼまで出て肩を取換とりかへようと思つてやると両掛りやうがけいのでおどろいた、あんまり急いだので両掛りやうがけを忘れました。
(和)茗荷 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
藤ちゃんはずうっと行きたいという念があるので、おふくろさんも遣りたいと云うので、詰り極って、今日大津の銚子屋で結納を取換とりかわ
貰って内済に出来ますか、只主意が立てば宜しい、はい主意が立たんければ家内あさの命と文治郎殿の命と取換とりかえるばかりで、はい
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
奉公にいだ取換とりかへの二分にてしち入置いれおきし夜具をうけ先刻さきほど此家へ參りし處八十兩の金を掛硯かけすゞりの引出しへ入置處いれおくところを見たるに付何卒なにとぞこれぬすみ御主人の不自由をすくひ勘當のわびの種にもなし又妻を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
竜宮から小槌こづちを貰ったって、振ってもたたいても媽々かかあは出ねえ。本来ならずしに納めて、高い処に奉って、三度三度、お供物を取換とっかえて、日に一度だけ扉を開いて拝んでいなけりゃ罰が当ら。……
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
取換とりかはし如何成れば姉妹二人斯る苦界に沈みしぞ父樣とゝさまには私の身の代金しろきんの爲に人手に掛り果て給ひ母樣には麹町におはするとの事成れどなどかあひには來給はぬぞ手紙を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
おれも武士だ、己の女房を殺されて此の儘じゃアけえられねえ、男が立たねえから文治郎の命と取換とりけえるぶんだ、仕事は早いのがいゝって奥へ坐り込んで動かねえから
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
あい、いいえ、それが何だ、知事のお嬢さんがね、いやに目をつけて指環を取換とッかえようなんて言うんだ。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)