“とくしつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
特質42.9%
得失28.6%
篤疾28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かように三種さんしゆならかたによつて、私共わたしども見物人けんぶつにんはスエーデンの風俗ふうぞく習慣しゆうかん特質とくしつ十分じゆうぶんにいろ/\の方面ほうめんから研究けんきゆうすることが出來できるようになつてをります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
あるいは他事によそえて善悪得失とくしつを述ぶべし。かくのごとくすれば聞く人、はらたたずしてよろこびていさめを聞きしたがう。孔子こうし巽与そんよげんとのたまえるこれなり。人をいさむる法はこの二つなり。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
頑児矩方のりかた、泣血再拝して、家厳君、玉叔父、家大兄の膝下しっかもうす。矩方稟性ひんせい虚弱にして、嬰孩えいがいより以来このかたしきりに篤疾とくしつかかる。しかれども不幸にして遂に病に死せざりき。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)