“得失”の読み方と例文
読み方割合
とくしつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
交際上かうさいじやう得失とくしつ大関係だいくわんけいのある事ぢやから是非ぜひとも世辞せじうたらからうと忠告ちゆうこくを受けたのぢや、ぼく成程なるほど其道理そのだうりふくしたから出かけてはたものの奈何いかんせん
世辞屋 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
あるいは他事によそえて善悪得失とくしつを述ぶべし。かくのごとくすれば聞く人、はらたたずしてよろこびていさめを聞きしたがう。孔子こうし巽与そんよげんとのたまえるこれなり。人をいさむる法はこの二つなり。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)