“嬰孩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えいがい66.7%
みどりご33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
頑児矩方のりかた、泣血再拝して、家厳君、玉叔父、家大兄の膝下しっかもうす。矩方稟性ひんせい虚弱にして、嬰孩えいがいより以来このかたしきりに篤疾とくしつかかる。しかれども不幸にして遂に病に死せざりき。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
生児のなお嬰孩えいがいにして口も利けぬ時にもく眼に察し、意に迎えて、その欲するところを知り世話を焼く。少しくことばを解し自らも口が利けるようになれば、御伽話おとぎばなしでもして聴かせる。
現代の婦人に告ぐ (新字新仮名) / 大隈重信(著)
聞つけたづね來り見れば娘の澤の井と嬰孩みどりご死骸しがいに取付樣々の謔言よまひごと言立いひたて狂氣きやうきの如き有樣なれば種々いろ/\すかなだ兩人ふたり死骸しがい光照寺くわうせうじといふ一向宗かうしうの寺へはうむりしがお三婆は狂氣きやうきなし種々さま/″\の事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)