“向宗”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かうしう50.0%
こうしゅう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
聞つけたづね來り見れば娘の澤の井と嬰孩みどりご死骸しがいに取付樣々の謔言よまひごと言立いひたて狂氣きやうきの如き有樣なれば種々いろ/\すかなだ兩人ふたり死骸しがい光照寺くわうせうじといふ一向宗かうしうの寺へはうむりしがお三婆は狂氣きやうきなし種々さま/″\の事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
はうぶりし寺は當村なりやとたづぬるに向ふに見え候山のふもとにて宗旨しうしは一向宗かうしう光照寺と申し候ときいて然らば其せつ住持ぢうぢは未だ存命ぞんめい致し居やと有にさん候其節の住持祐然いうねんと申すは未だ壯健たつしやに候と答へける吉田よしだ三五郎さらば光照寺住持ぢうぢ祐然を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
そのうちに、この地方では、春秋の訪れと同様にしばしばある一向宗こうしゅうの乱が、彼が移住した後も、のべつに起った。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)