“みどりご”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
嬰児64.0%
緑子12.0%
緑児8.0%
嬰兒4.0%
嬰子4.0%
嬰孩4.0%
孩児4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「この美しく彩色いろどつた家はいつたい誰の家ぢやの?」と猊下は、戸口の傍に嬰児みどりごを抱いて佇んでゐた美しい女に訊ねられた。
緑子みどりごの頭巾眉深まぶかきいとほしみ
俳人蕪村 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
ジャジャは中世の茶々のつぼねなどのチャチャと同じく、もとは緑児みどりごが母を呼ぶ声から出たものらしい。
こども風土記 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
くろんぼの嬰兒みどりごまろあたまを撫でさすり
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
嬰子みどりごむかしにかへり
孔雀船 (旧字旧仮名) / 伊良子清白(著)
聞つけたづね來り見れば娘の澤の井と嬰孩みどりご死骸しがいに取付樣々の謔言よまひごと言立いひたて狂氣きやうきの如き有樣なれば種々いろ/\すかなだ兩人ふたり死骸しがい光照寺くわうせうじといふ一向宗かうしうの寺へはうむりしがお三婆は狂氣きやうきなし種々さま/″\の事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
孩児みどりごの四肢のすがたを示現する。
夜の讃歌 (新字旧仮名) / 富永太郎(著)