“ねね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
寧子75.0%
6.3%
嬰児6.3%
嬰兒6.3%
念々6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「御母堂にも、寧子ねねどのにも、宵よりいたくお待ちかねでおられます。ともあれ奥へ渡らせられ、殿のおすこやかぶりもお見せ申しては」
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「なあ、ねね、この犬どうなるんだ。」
防雪林 (旧字旧仮名) / 小林多喜二(著)
ねね、ここば讀んでけれや。」
防雪林 (旧字旧仮名) / 小林多喜二(著)
おお、まだ年のかぬ、嬰児ねねはんや。多一はんと、酒事ささごとしやはった覚えがないな。貴女あんた盞を先へ取るのを遠慮やないか。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
返來へんじをさへうちとけてひしことはなく、しひへばしさうな景色けしきるおたみきのどくさかぎりなく、何歳いつまでも嬰兒ねねさまでいたしかたが御座ござりませぬ
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
例の道案内の白拍子念々ねねは腹をたてて
曽我の暴れん坊 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)