“あねえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
66.7%
嫂子8.3%
彼様8.3%
8.3%
老妓8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくしがお附き申しては居りますが、そんならって御姉妹ごきょうだいでありますので、うちの方の極りが着けば何うでも斯うでも此方様こなたさまはおあねえさまの事ですから、極りが着こうと思って
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「單四嫂子あねえ、寶兒はどんな工合だえ、先生に見てもらったかえ」
明日 (新字新仮名) / 魯迅(著)
「單四嫂子あねえ、子供を抱いてやろうか」
明日 (新字新仮名) / 魯迅(著)
「お前の死んだ父親てておやという人は、彼様あねえな真似大嫌いでのう。あの人が野良へ出たあとでは、わしは只の一度だって、旦那の話相手になんかなったことねえだよ」
麦畑 (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
「ふむ、彼様あねえな仕事をな」
麦畑 (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
工面のよい商人か、請負師とでも一緒になって、あねえとか何とか言われて、陽気に日を送っていた方が、どのくらい気が利いてるか知れやしない。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
矢張り此の頃の老妓あねえで、年は二十七歳に相成りまする、お月と申しますせいはすっきりとして芸がく、お座敷でお客と話などをして居ります間に取持とりもちが上手と評判の芸者でありました。
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)