“老妓”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ろうぎ72.7%
らうぎ18.2%
あねえ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この老妓ろうぎmalintentionnéマルアンタンションネエ に侮辱を客に加えて、その悪意を包み隠すだけの抑制をも自己の上に加えていないのである。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
時々あぶなくなると、そこにゐた二三人の芸者が加勢をした。更にその芸者があぶなくなると、おまつさんなる老妓らうぎが加勢をした。
京都日記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
矢張り此の頃の老妓あねえで、年は二十七歳に相成りまする、お月と申しますせいはすっきりとして芸がく、お座敷でお客と話などをして居ります間に取持とりもちが上手と評判の芸者でありました。
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)