酒代さかしろ)” の例文
赤瀬氏の奥さんはいつ汲取りに行ってもにこにこして、御苦労さん、ありがと、と云いながら、いくらかの酒代さかしろをかならず包んでくれるのである。赤瀬春吉氏は彼の事業にとっては更生の恩人である。
糞尿譚 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
栗色の丸テーブルに酒代さかしろの銀貨ををけばころげたるかも
小熊秀雄全集-01:短歌集 (新字旧仮名) / 小熊秀雄(著)