“力競”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちからくら50.0%
ちからくらべ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なんぢおとにもきつらん、白山はくさん狩倉かりくらに、大熊おほくま撲殺うちころした黒坂備中くろさかびつちうはういま自分じぶんちからためさん、いざふれなんぢ力競ちからくらべをしてやうか。
怪力 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
二人はこう云う力競ちからくらべを何回となくたたかわせた。その内に追い追い二人とも、疲労の気色けしきを現して来た。彼等の顔や手足には、玉のような汗がしたたっていた。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
あの容貌の醜い若者は、ちょうどこの五六人の力競ちからくらべの真最中へ来合せたのであった。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「さて/\御座頭おざとう大力だいりきかな、われすこちからあり、なんなぐさみながら力競ちからくらべせまじきか。」
怪力 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)