“磁石”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じしゃく63.0%
じしやく33.3%
マグネット3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
風景画家は洋服の袖隠かくしから磁石じしゃくを取出した。引いた図の方角をよく照らし合せて見て、ある家相を研究する人のことを三吉に話した。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
朧月おぼろづきに透して見るまでもなく、磁石じしやくと鐵片のやうに、兩方から駈け寄つた二人が、往來の人足のまばらなのを幸ひ、ひしと抱き合つた時
ウォルフ安全燈というのは、みだりに裸火にされる危険を避けるために、竪坑の入口の見張所の番人の持っている磁石マグネットに依らなければ、開閉することの出来ない装置になっていた。
坑鬼 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)