“かっぱ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:カッパ
語句割合
河童53.5%
合羽35.9%
喝破7.4%
川童1.4%
水虎0.5%
河伯0.5%
甲板0.5%
被衣0.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まるで河童かっぱじゃな、あんた、と彦太郎が云うのに答えず、卯平は鋭い目附になって注意深く池の中をあちこちと眺め廻した。
糞尿譚 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
伊予の周桑しゅうそう郡でもエンコ花という者があって、エンコまたはエンコウはこの地方一帯に河童かっぱのことをそういう。
茂太郎は声をあげて助けを求めるの叫びを立てようとするのを、がんりきの百蔵が早くも、合羽かっぱの中へ抱え込んでしまって、
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
殺される十日程前、夜中やちゅう合羽かっぱを着て、傘に雪をけながら、足駄がけで、四条から三条へ帰った事がある。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
喝破かっぱしたは、南方先生若い盛りに黒奴くろんぼ女の夜這よばいをしかかえしたに次いで豪い
祥瑞しょうずい、天象のことなどは、みな取るにも足らぬ浮説である。虚説である」と、明確に喝破かっぱし、
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今日中央部以西の日本において、やたらに人と相撲を取りたがるのは、川童かっぱと話がきまっている。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
五五 川には川童かっぱ多く住めり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
さればこの蛇の害に依って水死せる者を、その肛門の常ならざるについて、皆水虎かっぱの業とはいい習わしたるものか云々。
……愚かしいは迷信だ! 愚かしい迷信は捨てなければならない。あの三諸山みむろやまの神体は、角ある蛇だと云うではないか。あの常陸ひたちの夜叉大神は、男の陽物だというではないか。伯耆ほうき美作みまさかでは大猿を祭り、河内では河伯かっぱを崇めると云う。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
そうして釣竿を右と左とはちの字のように振込ふりこんで、舟首みよし近く、甲板かっぱのさきの方にわたっているかんこの右の方へ右の竿、左の方へ左の竿をもたせ
幻談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
男は鍔広つばひろ帽子を眼深にかぶり上衣の襟を深く立てて、女は長い睫毛の真黒な眼だけを残してすっぽりと被衣かっぱを被っている。
薔薇の女 (新字新仮名) / 渡辺温(著)