“かわのかみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
河伯100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
武蔵人と吉備中国きびのなかつくにの人が、河伯かわのかみまた大虬みづちひさごを沈めよと註文せしに沈め得ず、由ってその偽神なるを知り、また斬り殺した二条の話あるを見ると、竜類は瓢を沈め能わぬ故、忌むとしたのだ。
一首の意は、山の神(山祇やまつみ)も川の神(河伯かわのかみ)も、もろ共に寄り来って仕え奉る、現神あきつがみとして神そのままに、わが天皇は、この吉野の川のたぎ河内かふちに、群臣と共に船出したもう、というのである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)