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𩛰
ふりがな文庫
“𩛰”の読み方と例文
読み方
割合
あさ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あさ
(逆引き)
歴とした
家
(
うち
)
の飼い犬でありながら、品性の甚だ下劣な奴等で、毎日々々朝から晩まで近所の
掃溜
(
はきだめ
)
を
𩛰
(
あさ
)
り歩き二度の食事の
外
(
ほか
)
の
間食
(
かんしょく
)
ばかり
貪
(
むさぼ
)
っている。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
其の
赤児
(
あかご
)
をば
捨児
(
すてご
)
のやうに砂の上に投出してゐると、其の
辺
(
へん
)
には
痩
(
や
)
せた鶏が落ちこぼれた餌をも
𩛰
(
あさ
)
りつくして、馬の尻から
馬糞
(
ばふん
)
の落ちるのを待つてゐる。
水 附渡船
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
誰
(
たれ
)
にか棄てられけむ、
一頭
(
いつとう
)
流浪
(
るらう
)
の犬の、予が入塾の初より、
数々
(
しば/\
)
庭前
(
ていぜん
)
に
入来
(
いりきた
)
り、そこはかと
餌
(
ゑ
)
を
𩛰
(
あさ
)
るあり。
妖怪年代記
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
𩛰(あさ)の例文をもっと
(9作品)
見る
𩛰
部首:⾷
16画
“𩛰”のふりがなが多い著者
上田秋成
尾崎紅葉
二葉亭四迷
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
永井荷風
室生犀星
森鴎外
泉鏡花